おはようございます。
今回の禅ロードの旅ブログは京都の綾部です。
今年1月に出会った京都のカフェオーナーで綾部で自給自足をしているY君の自宅へ。
台湾の友人と一緒にお邪魔する2日間の旅です。
今回の旅のメインY君のお宅へ突入です。
到着時間を知らせてなかったのですが、静かな農村地帯なので私達の車のエンジン音で気づいたらしく到着したら家から出て迎えてくれました。
◾️頼らない。全てを自分で創る生活
最初にお出迎えしてくれたのは、蜂🐝でした。
3つの養蜂箱で蜂を養いながら、定期的にハチミツを作っているんです。
全て自分で食べる様に。
実際に天然100%のハチミツを食べさせてもらうと…市販のものと全然味が違うんです。
濃密で香りが良く野生味がある味。
市販のものはシャバシャバの水状のハチミツの原液の水分を熱処理を加えて飛ばすますが自然のものは蜂の羽の羽ばたきの風で乾燥させるので中の酵素が消滅せずに味も濃厚です。
◾️自分で絞った菜種油。揚げ物は絶対しない
自分で使う為に菜種を育てて油を取る。
この一面の畑から取れる2kgの菜種で小さな小瓶80mlしか取れない…
Y君曰く、「もったいなさすぎて天ぷらなんて絶対できないですよ〜」と
今私達が使っている大量の油は何の油でどうやって作られたものなのでしょう。
油を作る大変さを聞くとそう思ってしまいます。
考えさせられました。
この天然の菜種を一口舐めましたが…なんと!胡麻油の様に香りが強くしっかりとした味でした。
◾️3種類の小麦のテイスティングとお米の旭の話
次は小麦畑です。
写真は収穫間近の小麦です。すでに黄色くなっていて収穫を待っているかの様です。
この小麦を一粒取って殻を取って食べてみると…甘くて美味しい😋❗️
次はライ麦です。
こちらはまだ青く収穫はもうちょっと先です。
小麦よりも背が高くスラッしてかっこいい‼️
こちらは実は小さいですがしっかりした味
次は「一粒小麦(ひとつぶこむぎ」です。
あまり聞いた事がない品種ですが、これが面白くてなんと今の品種改良された小麦のご先祖様。
古代小麦と呼ばれています。
実が小さく収穫量が少なく、大量生産には向かないものの、グルテンが少なく胃腸にも優しい野生に近い品種です。
貴重な一粒を食べてみると…甘くなくサッパリとした野生味ある味わい。
普通の生産農家ではなく、自分で食べるものを作っている農家なので1箇所で色々な小麦を見れる所は少ないと思います。
◾️幻の米「旭」を育てる
台湾の友人が作った「凍頂ウーロン茶」を飲みながら、私が持参した利休も食べた堺の350年の老舗菓子「けし餅」を食べながら農の話に。
そして、コシヒカリのご先祖のお米の「旭(あさひ)」を栽培してる話に。
旭とは明治から1909年ごろまで良く食べられていたお米の品種だそうです。
現在の様に品種改良されて収穫量を増やす為に作られたのが皆さんが食べているヒノヒカリだったりコシヒカリだったりします。
なので、今のお米のご先祖というわけです。
今の日本では作っている人はほとんどいない様です。
お土産に500gほどもらったのでどうやって食べようかと。
開けたら野生味がある鼻をつくハーブの様な匂い。
どんな味がするんだろ。
一緒に行った友人は帰った後おにぎりにしてもらってました。
私はどうやって食べようかな…っと。