千住博さんはニューヨーク在住の画家で世界遺産「高野山金剛峰寺」に襖絵44面を奉納されています。私は直島にある作品、家プロジェクト「石橋」「空(くう)の庭」を観賞して以来、ずっと他の作品を生で観てみたかったので念願の往訪です。
(以下個人の見解も含みます)

山に挟まれた谷間に美術館があるので風になびく新緑の木々と麗かに流れる水の音がとても心地よく軽くスキップして入館しました。美術館の建築は安藤忠雄さんです。


他にもハワイのキラウエア火山から流れた溶岩の風景を描いた「フラットウォーター」シリーズや実物の岩石よりも圧倒的存在感を描いた「ウラノス」など物質世界と精神世界を行き来しながら様々な作品と出会うことができます。今まで自然光でしか千住さんの作品を観たことがなかったのですが人工的な光で観ると画材である岩絵具の反射や色味が変わるためより身体を使って観賞することの面白さに気づくことができました。
軽井沢に作家自身の美術館もありこちらはまだ行くことができていないのでまたそちらへも足を運びたいと思います。
重力ってすごい!
