文部科学省は、平成30年に指導要領を改定しました。簡潔に言えば、「詰込み教育からアクティブラーニングへの移行」がその中心でした。これを一通り読んで、「これって、今の先生が教えることができるの?」「今までの既存のシステムで学んできた大人たちができるの?」という疑問が湧きました。

そこで、「自分でやってみよう!」と考え、実践に入りました。私が運営している「ゼロ村牧場パカラッチョ!!」の小中学生向けプログラムは、「放課後パカラッチョ」(乗馬のお教室)から「馬とくらす」(馬のことを深く学べる教室)に変更し、約4年間、私とスタッフが興味を持ったことを中心に実践し、それを動画に残したりして子どもたちに伝えてきました。

上記の動画は、活動1年目の報告動画のようなもので、「長崎県対馬市の在来馬である『対州馬』がなぜ宮城県仙台市の八木山動物公園にいるのか?」という疑問から出発し、対馬市の島おこし協力隊のメンバーと協同して、仙台と対馬の子どもたちをつなげ、勉強会を行った様子が映っています。今年の夏には、対馬の子どもたちが仙台を訪れるまでに発展しました。

こうした自己探求の結果、得られた知識を大人たちに伝えるために、私は努力していますが、伝わりにくいことがわかりました。今後は、かずさんの「生きる力の逆三角形」に基づいて、これまでの経験を整理し、足りない部分は学んでいきながら、世間にわかりやすく伝えられる形に仕上げていくつもりです。みなさま、ご協力よろしくお願いします!